8/20に日経平均が年初来安値を付けました。そして皆さんも気になっているかと思いますが、これから日本株はどうなっていくのか、チャートやニュースを分析し、わたくし個人的な所感を書いていきます。
日経平均のチャート
2月には一時30000円を超えて、このまま上がっていくのかと思いました。しかし、それがピークとなって、実はずっと下落傾向であります。そして、8/20に日経平均が年初来安値を付けました。RSIは35でここ数か月を見てても、低い傾向にあります。チャート見るだけでも良くない傾向とわかるかと思います。
RSIはこちらの記事で少し解説しておりますので、ご参考まで
下落起点となったのは
起点となったのは、3/19に日銀がETFおよびJ-REIT買入れについてはそれぞれ約12兆円および約1,800億円の年間増加ペースの上限とするが、ETFの買い入れ額が、原則の目安(年間残高増加ペース約6兆円)が撤廃することとETFの買い入れ対象は指数の構成銘柄が最も多い東証株価指数(TOPIX)連動型のみとし、日経平均株価連動型は外すと発表されたことだと、チャート分析と合わせての結論と考えます。
それまでは、前場でTOPIXが-0.5%下落となっていた場合、後場で日銀による買い支えがありました。しかしながら、この3/19の発表、実は2月初旬よりTOPIXが-2%下落にならないと買い支えの発動がなくなっておりました。こちらは日銀のETF購入実績より確認いただければと思います。
参考:日本銀行HP
今後の日経平均は
年初来安値を付けたのは、直近でトヨタが減産を発表し、関連企業なども道連れして下落し、追い打ちをかける結果となったのも事実です。また8/22横浜市長選においては、菅首相お膝元の自民党候補者(小此木氏)は敗れ、立憲民主党推薦の(山中氏)が当選となりました。また、自民党総裁選挙や衆議院解散が近づいている中で、これは大きなニュースだったと考えております。
正直なところ、良いニュースとして、他国と比べて早いペースでワクチン接種が進んでいることです。一方で悪いニュースとして、コロナ感染者が未だに増加傾向、トヨタの減産による関連企業への影響で3Q以降の決算へ影響が出てくるなど、ここでは書ききれませんが、良いに比べて悪いほうのニュースが多いと考えております。
わたくしを含めて、日本株を所有している方も多いかと思います。日本に住んでいて明るいニュースも少なくとても残念な気持ちになっているでしょう。
最後にですが、衆議院解散総選挙前後では株価が上昇したというデータがあります。個人的所感ですが、仮に政権交代が起こった場合は、期待も込めて株価が一時的に上昇するのではと思います。しかし、政権が自民党のままになった場合国民は落胆し、さらなる下落になるのかなと思っております。全体を通してとなりますが、上記にあった日銀の買い支えがないのであれば、コロナが完全終息し、生活と経済が元に戻らない限り、下落傾向は当面続くと予想しております。
(あくまでわたくし個人の分析であるため、自己責任でお願いします)
一個人投資家としては、今地合いの悪い日本株を少し手放し、米国株などへリバランスするのもひとつの戦略と思います。逆に日本株を割安と考え、仕込むのも一つの手です。自身の戦略と照らし合わせてかつ冷静に状況と相場を分析し、パフォーマンスを上げることができれば、自身の経験にプラスになると考えます。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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Koichi@セミリタイアとアッパーマス層への道 (@mumuchan_1600) / Twitter