株式市場にはアノマリーというものが存在します。この5月には”セルインメイ(sell in May)”というものがあります。今回はセルインメイがどのようなものかについて、解説していきます。
アノマリーとは
アノマリーとは、理論的根拠はないが、よく当たる相場での経験則のことを言います。格言として伝えられているものが数多くあります。一般的には、いわゆる法則や理論から合理的な説明ができない現象をアノマリー呼びます。
セルインメイ(sell in May)とは
セルインメイ(sell in May)とは、「米国の格言で1月から5月にかけて株式相場は上昇し、6月から
下落傾向があることから、5月には株式を売ったほうが良い」というものです。
実は続きがあります
これに続けて「But remember to come back in September」とあり、9月には株価が戻るので戻ってくることを忘れずにです。
理由は諸説あります
セルインメイ(sell in May)の格言には諸説あります。
・機関投資家等が夏休みに入る(夏枯れ相場)
・5月からヘッジファンドなどの決算が集中
・季節要因から米国の経済指標が弱く出やすい
過去のパフォーマンスは?
*auカブコム証券より抜粋
1992年~のNWダウのデータより明らかに4月終値から9月終値までの損益部分のパフォーマンスは落ちております。たしかにセルインメイと言われている理由がわかりました。
最後に
今年2022年は利上げとQTがあるため、4月終値から9月終値のパフォーマンスは例年より悪くなるかもしれません。よって、今のタイミングで現金に余裕のある方は、更に下落した際に買い増ししてもいいのではないかと考えます。長期で考えると下落している場面で多めに買えることはチャンスであり、将来的なリターンアップにつながると考えます。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。
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