最近、為替相場が大きく動き、円高が進む場面が見られています。新NISAでS&P500やオルカンに投資している方の中には、円高になったから資産が減ってしまって、積立を続けることに心配や売った方がいいのではと不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
先に結論から言いますと、長期の積立投資を行っている方であれば、過度に心配する必要はありません。今回は、円高局面でこそ知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
評価額が下がっても、一時的な値動き
S&P500やオルカンなどの海外資産に投資するファンドは、株価だけでなく為替の影響も受けます。例えば、アメリカの株価や各指数が変わらなくても、1ドル150円から140円へ円高が進めば、日本円で見た資産価値は下がります。そのため、円高局面では保有している投資信託の基準価額が下落することがあります。
しかし、ここで大切なのは、それが損失確定ではないということです。投資を始めて20年、30年という長い期間を考えると、為替は円安と円高を何度も繰り返してきました。短期的な円高だけを見て慌てて売却してしまうと、その後の回復局面の恩恵を受けられなくなる可能性があります。目先の評価額に一喜一憂するのではなく、長期的な視点を持つことが大切です。
積立投資では円高が追い風に
円高というとネガティブな印象を持つ方が多いかもしれません。しかし、積立投資を続けている人にとっては必ずしも悪いことではありません。例えば毎月3万円を積み立てている場合、円高になれば同じ3万円でより多くの海外資産を購入できます。
言い換えれば、円高は海外株式が少し割引の状態とも考えられます。積立投資の利点は、価格が高い時も安い時も機械的に購入し続けることです。安い時に多く買い付けられることで、将来的なリターン向上につながる可能性があります。
今の円高を悲観するのではなく、将来のために多くの口数を集められるチャンスと考えてみるのも良いでしょう。
大切なのは予想ではなく、積立継続
為替はさまざまな要因で動きます。金利政策、景気動向、政治情勢など、多くの要素が絡み合うため、将来予想は簡単ではありません。もっと円高になるかもしれないから積立を止めようやそろそろ円安に戻りそうだから買い増そうといったタイミング投資は、結果的に失敗してしまうケースも少なくありません。
新NISAやiDeCoの本来の目的は、短期的な値動きを当てることではなく、長期間にわたって資産形成を行うことです。相場が大きく動く時ほど、投資家の心は揺さぶられます。しかし、そのような時こそ当初決めた積立ルールを守り、淡々と続けることが将来の資産形成につながります。
最後に
円高になると、保有している投資信託の評価額が下がり、不安を感じることがあります。しかし、積立投資家にとって円高は必ずしも悪いニュースではありません。同じ金額でより多くの海外資産を購入できるため、むしろ将来に向けた仕込みのチャンスとも考えられます。
為替の先行きを予想することは非常に難しいものです。だからこそ、短期的な値動きに振り回されるのではなく、長期・積立・分散投資という基本スタンスが大事と考えます。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。
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