米国債の上昇が止まりません。FOMCにおいても3月には金利0.25%引き上げと5月以降数回にわたる0.5%引き上げが示唆されております。また、QT(量的緩和引締)により毎月のバランスシート削減額の上限は最終的に950億ドルになると言われております。その中で3月には逆イールドが発生し、近々リセッションになるのではと噂です。そこで、今回は逆イールドとリセッションについて、紹介していきます。
逆イールドとは
逆イールドとは、短期金利が長期金利の水準を上回る状態(長短金利の逆転現象)のことを言います。
今回のケース(実例)
今回のケースを実例で紹介します。短期金利(米国2年債)が長期金利(米国10年債)を上回る状態を上回る長短金利の逆転が起きました。(以下図赤部分)
逆イールド発生がダメな理由
一般的に過度な金融不安や過激な政策変動により短期金利が急騰したことで生じるために、その発生後は景気後退が訪れるケースや株価が調整に転じるシグナルとされているためになります。
リセッション(景気後退)が発生かも
上記図より最初に10年国債利回りと2年国債利回りの逆イールドが発生したのは、1988年12月で、その1年7カ月後にリセッションを迎えました。次に逆イールドが発生したのは1998年5月で、その2年10カ月後にリセッション入りとなりました。そして次に逆イールドが発生したのは2005年12月で、景気後退はその2年後でした。過去3回発生リセッションはデータより、逆イールド発生から平均約2年2カ月要しております。よって、今回も過去のケースと同様であれば、2年以内くらいにリセッションが発生する恐れがあります。
最後に
逆イールド発生後のリセッションはあくまで過去のデータ上であり、将来いつ起きるかはわかりません。しかしながら、金融緩和によるインフレや株価が過熱していることもあり、ブログを発信している4月25日現在でも株価は下落傾向になってきております。将来リセッションが発生した場合に備えての現金化や金利上昇での債券への投資が加速するかもです。今後はアメリカFRBの動向やその他ニュースなど注意深く情報収集し、対策を考えていきたいと思います。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。
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