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【150円を目指すのか?!】このまま円安が進むのか

投資

2022年年初は1ドル113円くらいを推移しており、ここ1~2年では円安傾向になったと言われましたが、5年くらいのスパンで見ると、むしろ円高でした。(2011年~2013年の1ドル80円前後は超円高)。しかし、その後円安傾向が続き、7月に入ってからは138円台と円安が止まらない状況です。


*過去1年のドル円推移(週足)


*過去10年のドル円推移(月足)

何かに出来事で円安/円高へ振れる

過去の傾向を見てみますと、何か世界で大きな出来事があった場合、円安or円高に振れることがわかります。一般的には有事の円高と言われておりますが、以下図を見てみると、リーマンショック時以外は円高傾向と思います。

 


*dot.asahi.comより引用

 

今回の円安の要因

今回の円安の要因は日米金融政策の差によるものと言われております。7/17時点で日本・アメリカの10年債利回りは以下のようになっております。

日本10年債利回り:約0.25
アメリカ10年債利回り:約2.92

アメリカはインフレ抑制のため、米国連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を0.5~0.75ポイント程度を引き上げていっております。その一方日本では利上げというよりは引き続き金融緩和継続で、国債の買いオペレーションを実施し、利回りが上がらないようにしております。

円安が止まるためには

円安が止まるためには、アメリカの利上げが止まることもしくは日本が利上げするのどちらかが起きる必要があります。よって、このままの状態であれば円安が継続すると考えられます。FRBとしては、インフレが収まれば政策金利を据え置きもしくは経済状況を見て、利下げを行う可能性もあります。

最後に

7月13日に発表されたCPIではインフレ率前年同月比+9.1%というとてつもないインフレの数字が発表されました。そのため、FRBがインフレを抑えることに徹底すると考えます。そのため、円安がそのまま継続されると想定され、物価上昇が止まる気配がありません。日本の大企業で輸出関連が多いところは良い決算が想定されますが、それ以外の企業はこのままだと企業存続が危ぶまれるかも知れません。コロナも明けてない中この2022年は将来の歴史に残る大変な年ではないかと想像してます。

本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。

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