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【初心者向け:クロス取引について】基礎と実践ポイント

投資

3月末は、日本株投資において一年で最も権利が集中する月です。

配当や株主優待を目的とする個人投資家が大幅に増え、市場がにぎわうシーズンといえます。特に初心者に人気なのが、株価変動のリスクを抑えつつ権利だけを確保するクロス取引という手法です。この記事では、クロス取引をはじめて知る人でも理解できるように、仕組みやメリット・注意点、失敗しないポイントを分かりやすく解説していきます。

なぜ3月末は権利取りのピークなのか

まず押さえておきたいのが、なぜ3月末にクロス取引が注目されるのかという背景です。日本企業の多くは3月決算であり、その場合の権利付き最終日は3月末に集中します。つまり、多くの企業が配当および株主優待のタイミングが同じ日になるため、株を買う人が一気に増える時期というわけです。

しかし、権利を取るために株を買ったあと、翌日の権利落ち日に株価が大きく下がって損したという初心者も少なくありません。そこで人気を集めるのがクロス取引です。クロス取引であれば、株価下落のリスクを抑えながら権利だけを取ることが可能になります。

クロス取引とは

クロス取引は、同じ銘柄で買いと売りを同時に建てる取引方法です。現物買い(株を購入)と信用売り(空売り)を同数だけ建てるこの2つを同時に実行することで、株価が上がっても下がっても、片方の損失をもう片方の利益で相殺できます。

例えば、100株を1,000円で買い、同時に100株を信用売りしたとします。株価が1,050円に上がる、現物買いはプラス5,000円、信用売りはマイナス5,000円、株価が950円に下がる、現物買いはマイナス5,000円、信用売りはプラス5,000円で合計損益はほぼゼロです。

この状態で、現物株を持っている人に付与される 配当・株主優待だけが受け取れる、というのがクロス取引の魅力です。初心者でも理解しやすく、着実に優待を取れるため、毎年3月には多くの投資家が実践しています。

クロス取引のデメリットとリスク

クロス取引は株価変動のリスクを抑えられる一方で、注意しなければならない点がいくつかあります。もっとも重要なのは、コスト負けしないことです。主なコストは3つで売買手数料、貸株料、配当落調整金です。

売買手数料は、証券会社によって異なります。手数料無料の会社も増え、以前より負担は減りました。貸株料は、信用売りを建てるために必要な“金利のようなもので年率が決まっており、日割りで計算されます。

配当落調整金は、クロス取引特有のコストで、多くの初心者が見落としがちです。配当の額に応じて、信用売り建てた側が支払う必要があります。なぜ配当落調整金に注意が必要なのかというと、1株100円の配当が出る場合、信用売り側はほぼ同額の配当落調整金を負担します。

つまり、配当金がそのまま得になるわけではないという点がとても重要です

初心者が失敗しないために

ここからは、実際にクロス取引を行うときの基本手順を紹介します。まずは一般信用売りの在庫をチェックします。クロス取引は売りの在庫がなければ実行できません。在庫の動きは銘柄によって激しいため、早めの確保が大切です。

次に同じ銘柄を現物買いと信用売りで同時に建てます。同時に建てることで株価変動リスクを最小化します。最後に権利付最終日(今年は3月27日)までポジションを維持し、権利落ち日(今年は3月30日)に現渡で決済現渡(げんわた)とは、現物株を使って信用売りの決済をする方法で、余計な手数料を抑える上でも有効です。

最後に

初心者にとってクロス取引は優待取りの入り口クロス取引は、株価の上げ下げを気にせずに、
株主優待や配当だけを狙える初心者向けの手法です。ただし、売買手数料、貸株料、配当落調整金のコストを踏まえ、優待の価値が上回る銘柄を選ぶことが成功のポイントです。3月は年間で最も権利が集中し、銘柄の選択肢も多い時期です。今年こそはクロス取引にチャレンジしてみたい、という方にとって絶好のタイミングといえるでしょう。コツさえつかめば、毎年安定して優待を受け取れるようになります。

本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。

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