2026年から、個人型確定拠出年金(iDeCo)の制度が大きく改正されます。これまで「難しそう」「自分には関係ない」と感じていた方も、今回の改正でより身近な制度になるかもしれません。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、改正のポイントを4つに分けてご紹介します。
加入可能年齢が70歳未満に延長
これまでiDeCoは、原則として60歳未満(条件により65歳未満)までしか加入できませんでした。しかし2026年からは、70歳未満まで加入可能になります。これは、定年延長や再雇用などで働く期間が長くなっている現状に対応した改正です。
セカンドキャリアを歩む方や、退職後も働き続ける方にとって、老後資金の準備期間が延びるのは大きなメリットです。
掛金の上限額が大幅アップ
iDeCoの魅力のひとつは、掛金が全額所得控除になる=節税効果があること。2026年の改正では、この掛金の上限額が引き上げられます。たとえば会社員の場合、これまで月2.3万円程度だった上限が、最大6.2万円まで増額される予定です。自営業者も、月6.8万円→ 月7.5万円にアップします。つまり、より多くの資金を非課税で運用できるようになります。
資産形成のスピードが加速し、将来の安心につながります。
受け取り方法が柔軟に
iDeCoは積み立てた資金をどう受け取るかも重要なポイントです。これまでは、60歳以降に年金形式または一時金で受け取る方法に制限がありました。2026年以降は、受け取り方の選択肢が広がり、より柔軟に対応可能になります。年金形式・一時金・その組み合わせなど、自分のライフプランに合わせて選べるようになるのです。
また、受け取り期間の延長や税制面での配慮も進んでおり、出口戦略が立てやすくなるのもポイントです。
企業型DCとの併用ルールが緩和
企業型DC(企業年金)に加入している方は、これまでiDeCoとの併用に制限がありました。しかし2026年からは、併用時の掛金制限が緩和され、より柔軟にiDeCoを活用できるようになります。
会社の制度に縛られず、自分に合った資産形成が可能になるのは、働き方が多様化する現代において非常に重要です。
最後に
2026年の改正で、iDeCoはより長く・より多く・より柔軟に使える制度になります。初心者の方も、まずは制度の基本を知り、自分のライフスタイルに合った活用方法を考えてみましょう。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。


FC2 Blog Ranking

当ブログの管理人が投資の勉強のために読んだ本は以下になります。投資初心者の方はとても勉強になりますので、ご参考ください↓↓



