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【世界情勢からひも解く】2025年の株価にどう影響あるか?

投資

先日も少し記事にしましたが、世界10大リスクいうものが毎年発表されています。

そのリスクにおいて、株価にどのような影響があるか考察してみました。

ユーラシアグループとは

世界最大の政治リスク専門コンサルティング会社で、地政学的リスクや政策に関する調査・分析し、特に、地政学的な要因がビジネスや市場に与える影響について深い洞察を提供し、政府や企業に向けた助言を行っています。

2024年発表の10大リスク予想

ユーラシアグループより2024年初発表されました、10大リスクは以下の通りです。

1.米国の敵は米国
2.瀬戸際に立つ中東
3.ウクライナ分割
4.AIガバナンスの欠如
5.ならず者国家の枢軸
6.回復しない中国
7.重要鉱物の争奪戦
8.インフレによる経済的逆風
9.エルニーニョ再来
10.分断化が進む米国でビジネス展開する企業のリスク

実際2024年の予想に対して、実際起こったこと、当たっていたことは以下になります。

1.米国の敵は米国
→トランプ大統領が当選し、更なる政治的な二極化が進行し極めて分裂的な展開となりました。

2.瀬戸際に立つ中東
→イスラエルとハマスの衝突が続き、地域全体の不安定化リスクが高まりました。

3.ウクライナ分割
→戦況の膠着状態が続いています。

8.インフレによる経済的逆風
→世界各国ではインフレは収まってきている傾向ではありますが、日本ではインフレが止まらない状況です。

2025年発表の10大リスク予想

今年初頭にユーラシアグループより2025年10大リスクは以下の通りです。https://www.eurasiagroup.net/siteFiles/Media/files/TopRisks2025JPN(1).pdf

1.深まるGゼロ世界の混迷
2.トランプの支配
3.米中決裂
4.トランプノミクス
5.ならず者国家のままのロシア
6.追い詰められたイラン
7.世界経済への負の押し付け
8.制御不能なAI
9.統治なき領域の拡大
10.米国とメキシコの対立

株価に影響があるのは?

個人的に株価に影響があるのは、「4.トランプノミクス」と「8.制御不能なAI」と考えています。

FRBでは、インフレ率2%目標に近づきつつあるため、これから更なる利下げも予想されています。トランプ政策により規制緩和で、金融、ビッグテック、暗号資産業界、化石燃料セクターは恩恵を受けると言われております。また、2025年末までに全輸入品の平均適用関税率をほぼ25%に倍増させるという方針などトランプノミクスでアメリカファーストとなることで、米国株を押し上げる要素は出てきていると考えます。

またAIに関しては、更なるAIの能力と性能の向上により、利用が拡大すると言われています。AI関連銘柄は更に株価上昇の追い風になると考えます。しかしながら、リスクとして、事故や制御不能なAI の暴走やAI システムが重要なインフラに統合されよりガバナンスが重要になると考えます。これらのリスクが見直されることになれば、逆にAI関連は停滞する恐れもあると感じています。

最後に

過去および今年の10大リスクを見ていると、やはり世界の中心はアメリカであるということは改めて認識できますし、アメリカ次第で株価はどちらにも動くことになると考えます。

本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。

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