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【初心者も知識を深めるために】相場サイクルについて

投資

FRBが0.5%の利下げを決定しました。通常は0.25%の利下げは通例ですが、0.5%は極めて異例です。インフレが完全に沈静化していない中で、景気後退と雇用悪化がささやかれていることでこの決断に踏み切ったと想定しています。

以前も少し紹介したのですが、相場には4つのサイクルが存在しています。インデックスに定額で積立投資をしている方は、そこまで気にしたことはないかと思いますが、将来的に個別株への投資や出口戦略などを考えたとき、相場感を知って知識を深めておくことも大事かと考えます。

1. 金融相場

金融相場は、金利の低下や金融緩和政策によって、資金が市場に供給されやすくなり、株価が上昇する局面を指します。一般に、経済の景気回復の初期段階で、中央銀行が利下げや量的緩和などの措置を講じるときに生じます。企業の業績はまだ大きく改善していない場合が多いですが、将来的な成長期待や低金利環境によって、投資家はリスク資産に資金を移します。

特徴: 金融政策主導、金利低下、株価上昇
例: 中央銀行が大規模な金融緩和を行い、市場に資金が流入する状況

2. 業績相場

業績相場は、企業の業績が実際に改善し、これを背景に株価が上昇する局面を指します。経済が本格的に回復し始め、企業の売上や利益が増加することで株価に反映される段階です。この段階では、金融相場の次の段階として、実体経済の改善が市場を押し上げる要因となります。

特徴: 企業業績の改善、経済の成長、株価上昇
例: 企業決算が好調で、利益が伸びている局面

3. 逆金融相場

逆金融相場は、金融政策の引き締めによって株価が下落する局面を指します。中央銀行がインフレ抑制や経済過熱を防ぐために金利を引き上げたり、金融政策を引き締めたりすることが原因です。金利の上昇は、企業の資金調達コストを増大させ、消費や投資を減少させるため、企業業績や株価にネガティブな影響を与えます。

特徴: 金融引き締め、金利上昇、株価下落
例: 中央銀行がインフレ対策として利上げを行う状況

4. 逆業績相場

逆業績相場は、企業業績の悪化が主因となって株価が下落する局面を指します。経済が減速し、企業の売上や利益が低迷することから、投資家の期待が失望に変わり、株式市場が下落します。この局面では、金融政策の緩和が再び行われる可能性が高まることもありますが、企業業績が悪化しているために、株価を押し上げる力が弱くなります。

特徴: 企業業績の悪化、経済減速、株価下落
例: 不況により企業の収益が悪化し、業績悪化が株価に反映される状況

サイクルを図で表すと

相場のサイクルは通常、経済と市場のサイクルに応じて順に現れます。金融相場で始まり、業績相場へ移行し、逆金融相場と逆業績相場が続くことが典型的です。このサイクルを理解することで、投資家は市場の動きを予測し、適切な投資戦略を取ることができるようになります。

 

最後に

上記で紹介しました、サイクルは必ずしも順序通りに進むわけではなく、外的要因等で変動することもありますが、全体的な流れとして認識されています。相場を理解することで、定額で積立投資をしている方が、株価下落時に余剰資金がある場合、積立金額を上げて、少しでも取得金額を抑えるなどのテクニックは使えるかと思います。是非ご参考にしていただければと思います。

本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。

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