ここ最近トリプル安という言葉を目にする方も多いかと思います。トリプルというのは株、債券、通貨のことでそれぞれ、トリプル安とは株安、債券安、通貨安のことです。
今回投資初心者の方でもイメージしやすいように、3つの関係を生活に身近なたとえを交えて解説いたします。
株と債券の関係
株と債券は、よくシーソーのような関係にあります。株価が上がると、債券は売られやすい景気が良くなりそうだと、企業が利益を伸ばしそうリターンが大きい株を買いたいという人が増えます。
その一方で、安全だけどリターンが小さい債券(国債など)は人気が下がり、売られやすくなります。すると、債券価格は下がり、利回り=金利は上がるという動きになります。
株価が下がると、債券は買われやすい景気が不安になったり、株の値動きにリスクを感じたときは、安全資産である債券に資金が移りやすくなります。結果として、債券価格は上がり、利回りは下がります。
債券と通貨の関係
通貨の値動きを一番左右するのは、金利(債券利回り)です。金利が上がると通貨が買われ、たとえばアメリカで金利が上がると、ドルを持っていた方が有利だと考える投資家が増え、ドルが買われます。
高金利の国の通貨は魅力的なので、金利上昇イコール通貨高という流れになりやすいのです。金利が下がり通貨は売られ、逆に、金利が低い国の通貨は持っていても得が少ないと見られて売られやすくなります。つまり、金利(利回り)が通貨を動かしていると言っても過言ではありません。
株と通貨の関係は国によって違う
株と通貨は、その国の産業構造によって関係が変わるという特徴があります。アメリカのように内需やテクノロジー中心の国では、米国株が買われ、投資のためにドルが必要になりドル高になりやすいという動きになります。
一方日本などは株高で円安になることもあります。日本は輸出企業が多く、円安になる、企業の利益が増える、株が上がるという流れが起きやすい国です。そのため、日本株が上がっても円は安くなるという現象は珍しくありません。
3つを組み合わせると相場の流れが読める
株、債券、通貨をひとつずつ見るより、3つの動きをセットで見ると、ニュースの全体像がわかるようになります。
パターン1:金利上昇、株安、通貨高
債券売りで金利が上昇金利上昇で企業コストが増え株が売られる高金利通貨が買われ通貨高になる。
パターン2:金利低下、株高、通貨安
債券が買われ利回り低下借りやすくなる、企業に追い風、株高低金利通貨は魅力が薄れ通貨安となる。
最後に
株と債券はリスクの取り方でシーソーのように動く、債券は通貨を動かす最大の要因株と通貨の関係は国によって性質が異なる3つをセットで見ると、ニュースの意味がぐっとわかりやすくなります。投資情報の理解が深まると、日々の値動きに振り回されにくくなり、投資判断も落ち着いてできるようになると考えます。また次回以降で中上級者向けの記事を紹介していく予定です。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。
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