日興アセットマネジメント社より、新しい投資信託が11月12日より販売されました。今後のNISA枠でS&P500やオルカンから乗り換えを検討される方もでてくるかと感じたことと、個人的に興味深いもので、今回記事にすることにしました。
*ブログ内にある、画像等は日興アセットマネジメント社より抜粋しています
参考リンク:https://www.nikkoam.com/sp/tracers/sp1000
Tracers S&P1000インデックスとは
米国の中小型株式1,000銘柄で構成される「S&P1000指数」となります。
図より、S&P1000はS&P500内の銘柄と重複しないものと考えます。
S&P500とS&P1000の違い:リターン比較
リターン比較:1991年1月から2024年8月のリターンの比較図です。S&P1000はS&P500よりパフォーマンスが上回っていることがわかります。わたくし自身も勉強不足で、存在を知らなかったのですが、この結果はとても驚いています。
S&P500とS&P1000の違い:業種配分
業種配分:S&P500と比べると、S&P1000を構成する銘柄の業種は「情報技術」が約1/3、「資本財・サービス」が約2倍となっています。S&P500でIT系に寄っていたところをS&P1000では、偏りが大分なくなった感じとなっています。これも魅力のひとつです。
S&P500とS&P1000の違い:信託報酬
信託報酬を以下比較しました。S&P500と比べてもほぼ差はありません。
・S&P1000(本投資信託):年率0.10725%(税抜0.0975%)
・S&P500(SBI):0.0938%
・S&P500(Slim):0.09372%
考察
暴落率を見てみます。1991年~2016年前後までS&P1000はS&P500のパフォーマンスを上回っていました。それ以降に関しては、S&P500のほうがパフォーマンスはいいことがわかります。過去の貯金で、結果S&P1000のほうがパフォーマンスはよくなっています。利上げ局面においても、小型株が含まれていますが、S&P1000も上昇をしていました。その一方でリーマンショックやコロナショック時はかなりS&P500より下落していることがわかります。
個人的には、S&P1000ミドルリスク、ミドルリターン的な商品ではないかと考えます。そのあたりも許容できるであれば、買いと考えます。直近のパフォーマンスだけ見ると、S&P500のみでもいいかと思いますが、過去のデータと長期的な株式サイクルやよりリターンを求めるのであれば、S&P500やオルカンから乗り換えもアリと考えますし、ポートフォリオの何十%のみ購入し、分散購入も一つの手段と考えます。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の記事をお楽しみください。
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